急拡大するプログラミング教育
今から10年位前、私は出産する前まで医療事務員として病院の窓口で働いていました。
最近では、子どもが体調を崩したときに小児科を受診する際など、「電子カルテ」を導入している医療機関がふえてきたなあと感じます。
「医者がコンピューターの画面ばかり見て患者の顏をあまり見てくれない」ということも時々聞きますが。
私が病院の窓口で働いていた時代は、一部の医療機関を除いてほとんどのところは紙のカルテでしたし、医療業界のIT化は、その他の分野に比べると、約10年遅れていると言われていました。
病院の会計計算や保険請求に使用するコンピューターも、医療事務に特化したもので、一般的なパソコンスキルは全然身についていませんでした。
世代的にもパソコンを使った授業を受けていない、ということも理由のひとつかもしれません。
学校の授業としては、高校生のときの選択科目「情報処理」で少し触ったことのある程度でした。
しかし現代の子ども達は生まれたときから、パソコン、スマホ、タブレットが当たり前にあり、これからもIT社会の中で生きていくことは明らかです。
そんな中、今、小学生の習い事として「プログラミング」の人気が急上昇しています。
ケイコとマナブの2016年の調査によると、【子どもに通わせたいと思う習い事】で、今までランク外だった「パソコン教室」が10位にランクインしたそうです。
「プログラミング」と聞くと『理系』のイメージが強いですよね。
我が家も小学4年生の娘がいますが、まだ小学生だと自分の子どもの教科の好き嫌いはわかっても、理系向きなのか文系向きなのかまでは、はっきりとわからない部分が多いと思います。
ただ、プログラミングは文系であったとしても、これからの時代、学んでいて損はないのでは、と思います。
将来の就職にも役立つであろうプログラミング教育は、色々な可能性を持っていると思います。
将来、プログラマーやシステムエンジニアにならないとしても、プログラミング学習は、その中で「考える」「創る」「伝える」力が身につくと考えられていて、是非、我が家の子ども達にも触れて欲しい世界です。
その他にもプログラミング教育を行っているパソコン教室が注目されている理由を考えてみました。
★2020年から小学校で「プログラミング授業」必修化予定
→これを受けて総務省がプログラミング教育の普及推進事業を実施
★親が家庭で教えることが出来ない
などが考えられると思います。
私も子どものプログラミング学習に興味がありますが、いきなり教室に通わせるのではなく、まず自宅で本を見ながら取り組んでみて、長女の反応を見てみたいと思いました。。
そこで、パパと子ども達と大きめの書店に行き、小学生でもプログラミングが学べる指南書のような本を探して、見つけました!
「Scratch(スクラッチ)」小学生でもできる!プログラミング

プログラミングと聞くと「画面に英語の文字列」というイメージがありますが、スクラッチはMITメディアラボが開発した視覚表現でコンピューターに実行させる言語なので、特別な知識は必要ありません。
スクラッチにはインストールして使うバージョン1.4と、Webブラウザーから使えるバージョン2.0があり、もちろんどちらも無料で課金もありません。
「ニャタロー」という可愛らしいネコや、その他のキャラクターが出てきて《つくってみよう》のパートでは、学校の教科のように国語・算数・理科・社会・音楽・体育に分かれて学び進めることが出来るので、とても親しみやすいと思います。
・国語:物語をつくる。リストと変数という機能を使う。
・算数:数字を使ったゲームをつくる。変数も使う。
・理科:アリの動きをシミュレーションする。ペイントエディターで
絵を書く。変数も使う。
・社会:社会のクイズをつくる。リストと変数を使う。
・音楽:かえるのうた「輪唱」を演奏する。メッセージという機能を使う。
・体育:100mハードルのタイムを計るゲームをつくる。変数も使う。
どの教科も、ブロックを積み替えると画面のキャラクターが動き、どういった命令を出したのか、意味がすぐに伝わってくるので子どもでも、とてもわかりやすくなっています。
長女は興味津々で、パパと一緒に算数・理科・社会・音楽をとても楽しそうに、時には真剣に取り組んでいました。
これから、国語の「物語をつくる」にも挑戦してみたいようですが、日本語入力を含むキーボード入力がたくさんあるので、まずはローマ字、次にタイピングの練習をして、ある程度上達してからになると思います。
インターネットの「ローマ字タイピング練習」などを利用してみようと考えています。
いずれ夏休みなどを利用して、パソコン教室の見学なども親子で行ってみたいです!
こういった日々の積み重ねで、現在のデジタル社会を生き抜くためのスキルを身につけていってくれたら・・・と願っています。
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