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暮らし・生活

お刺身のつまは食べる?食べない?マナー的には?意味・語源や種類を徹底調査!

我が家は子ども達も主人も、もちろん私も、お刺身が大好きなのでよく食卓にあがります。

その度に同じ会話をする主人とわたし。

[voice icon=”https://kotokochannel.com/wp-content/uploads/2018/04/0d40a5e4a645fc6b96e767d64ac0878e-13.png” name=”パパ” type=”l icon_red   “]ママ、なんで“つま”食べないの?美味しいよ![/voice]

[voice icon=”https://kotokochannel.com/wp-content/uploads/2018/04/411997.jpg” name=”琴子” type=”r icon_red   “]お刺身のニオイが“つま”に移っていそうで食べたくないよ~・・・[/voice]

ご存知、お刺身の添えられる「つま」

主人は、「つま」をムシャムシャと美味しそうに食べますが、私はニオイや血が気になって食べません・・・。

飾り?それとも意味があるの?
なぜお刺身に添えられているのか、ずーっと気になっていました。

そこで今回は、お刺身の「つま」は食べるのか?食べない方がいいのか?意味や種類まで徹底調査してみました!

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「つま」の意味や語源

【つま】とは、刺身や吸物に添えられる、野菜や海藻のこと。
引用元:チャレンジ小学国語辞典

なるほど。
「つま」とは、料理に添える野菜や海藻のことですが、最近ではお刺身に添える物のみを指すことが多くなってきました。

主役の料理を引き立てるイメージの「つま」ですが、語源はどこからきているのでしょう?

2つの説をみていきましょう。

1.語源は「妻」説

「つま」は、主となる料理のそばに添えられることから、夫婦の関係に見立てて、漢字では「妻」と書きます。
夫をお刺身に見立て、その味を引き立てる存在=「妻」という漢字があてられるようになったんですね。

「主役=夫・脇役=妻」という図式が、なんとも時代錯誤な感じですが、国語辞典の解説には続きがありましたよ。

【つま】は、もとは「夫(おっと)」にも使われた言葉で、古典では「夫(おっと)」を「つま」と読むことがある。
引用元:チャレンジ小学国語辞典

言葉の変化っておもしろいですね~。
特に夫婦間では、この「お互い様」の精神、大事かもしれませんね(笑)

2.語源は「褄」説

もうひとつは「褄」という漢字をあてたもの。
「褄」という漢字には「端」という意味合いがあり、主になる料理の端に置かれることから「端(つま)」になった、という説です。

 

「つま」という言葉の意味・語源は、『つま=妻(褄)=脇役・添え物・引き立て役・端に置くもの』・・・。

現代の女性からするといささか疑問ですが、わたしは同時に『内助の功』という言葉を思い出しました。

ちょっと余談ですが、ひと昔前まで使われていた『家内(かない)』という言葉も、最近はほとんど聞かなくなりました。
今は普通に使っている『主人』『妻』という言葉も、時代に合わせて今後、もしかしたら変わっていくかも知れませんね。

 

さらに調べていく中で、「つま」以外に「剣(けん)」という言葉が出てきたので、意味を調べてみました。

剣(けん)とは

私は今までずーっと、大根の千切り=「つま」だと思い込んでいましたが、それは間違いでした。

剣とは、細切りの野菜全般を指す言葉で、細い千切りにして、お刺身などの隣に剣のように立てて盛られることから、そう呼ばれています。

大根以外にも、人参、きゅうり、みょうが、玉ねぎ、カブラ等々・・・があります。

お造りの「けん」。きゅうりとみょうがを使いました。 #和食 #お造り #刺身 #つま #きゅうり #みょうが

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また、わさび・しょうがなどの「辛み」というのも、「つま」の1種になります。
結局、「つま」とは「つま・剣(けん)・辛み(からみ)」の3つの総称を指す言葉なんですね。

 

でも、私がずーっと食べずに残してきた「つま」ですが、そもそも食べてもいいんでしょうか?
調べてみました!

「つま」は食べてもいいの?

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「つま」は単なる飾りではなく、すべて食用ということがわかりました。

しかも、とても理にかなっていて、むしろ食べた方がいいものなんです!

「つま」は大根以外にも、よく海藻、小菊、シソの葉などありますね。
これらもすべて食べられるもので、抗菌作用やお刺身の腐食を防ぐ作用がわかっています。

小菊は花びらの部分を手でほぐしてお醤油に散らすと、食べやすいですし見た目にもきれいですね。

マナー的にはどうなの?

やはり「つま」は飾り程度のもので食べるべきものでなはい、と勘違いしている人もいることから、「つま」を食べることを躊躇してしまいがちですが、食べても何らマナー違反ではありません。

逆に、様々な「つま」の効能を知れば、残す必要がないと分かりますし、食材の無駄も省けます。

ただし、お刺身の鮮度はお店によって違います。

お刺身の下に敷かれた「つま」が、魚の血や水分などのドリップを吸って変色しているなど気になる場合は、もちろん無理に食べなくても良いということです。

 

次からは、「つま」の種類や、その具体的な効果などみていきたいと思います。

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「つま」の種類や効果

「つま」は見た目的に、より美味しそうにお刺身を引き立てる役割もありますが、他にも以下のような3つの大切な効果があります。

「つま」の種類と共に、ひとつひとつ解説していきます!

1.臭みを消す

みょうがなどの香りの強い薬味などは、消臭効果があります。
生魚から出る生臭さを消すことで、お刺身を美味しく頂くことができるんですね。

みょうがは水に浸して、アク抜きしてから使いましょう。

2.消化を助ける

大根に含まれているジアスターゼという酵素は、消化を促進する効果があります。

脂の乗ったトロなどを食べたあとに、大根の「つま」を食べることによって胃もたれしにくく、口の中もさっぱりとリセットできますね。

3.抗菌作用がある

抗菌効果や殺菌効果でいうと、「わさび」などが有名ですが「しそ」にもペリルアルデヒドという、独特の香りと強い抗菌・防腐作用がある成分が含まれています。

昔と比べると、今の冷蔵技術は格段に進歩してるので、現代ではあまり重要ではない役割かもしれません。

ですがお刺身は生ものですので、こういった抗菌作用のある「つま」を一緒に食べることが安心に繋がります。

 

[voice icon=”https://kotokochannel.com/wp-content/uploads/2018/04/413750.jpg” name=”琴子” type=”l icon_red   “]なるほど~!
「つま」には料理の彩り以外にも、いろんな効果が期待できるのね。
私もこれからは、食べるわっ!!
[/voice]

ところで。
みんなはどうしているのか気になりませんか?

みんなは「つま」食べる?食べない?

いろんな意見や好みがありますが調べると、食べる派・食べない派・ひと手間加える派、などいることがわかりました。

食べる派

↓わさび醤油で食べる、という人。

↓お刺身と共に食べる人。

食べない派

↓やはり鮮度は大事ですね。血を吸っている部分は除きましょう。

↓バイキングスタイルに!という提案も(;^_^A

ひと手間加える派

↓ドレッシングを使えば手軽に美味しくなりそう!

↓粋なはからいをしてくれる居酒屋さんもいらっしゃるんですね。生春巻き、美味しそう(≧▽≦)

他には「洗ってからお味噌汁に」「焼いて大根餅に」という人も何人かいました。

我が家のパパは、大根の「つま」をわさび醤油でムシャムシャ食べます。
私はこれから、大根の「つま」のときは、ごまドレッシングで食べてみようと思っています!

まとめ

以上、『お刺身のつまは食べる?食べない?マナー的には?意味・語源や種類を徹底調査!』を紹介しました。

私は今まで「つま」を食べたことがありませんでした。
でも、いろんな種類の「つま」の効能がわかったので、むしろ食べないともったいないな~と思うように。

「つまを含めてお刺身であり、和食なのです。」ある和食料理人の方の言葉です。

和食って奥が深い!
日本人なのにまだまだ和食に関して、知らない事ばかりだな~と思い知らされました。

今まで「つま」を食べてこなかった人は、是非、ご家庭や居酒屋さんで食べてみてください(^_^)